ドラム入門：ドラムのパーツの種類
前頁でシェル、ハードウェア、シンバルにわけられるという事を説明しました。
それぞれのパーツはどういうものか？どういった特徴があるのかを表にしてみました。
■シェル
| 名称 | イメージ | 解説 |
| バスドラム |  |
ベードラ、キック、バスドラ等と呼ばれる。ペダルを踏んで音を鳴らす太鼓で、リズムの要となる太鼓。 音は「ドン」と太くて低い音がなる。 |
| スネア |  |
太鼓類の中で一つだけ異色な太鼓。裏面にジャラジャラとしたバネのようなもの(スナッピー)がついており、 「タン」という音がでる。最もこだわりたい音の一つで、スタジオに「マイスネア」を持ち込むドラマーが多い。 |
| タムタム |  |
バスドラムに専用のホルダーが付いており、そこにスタンドを挿してタムタムを固定する。 通称「タム」と呼ばれていて、大きさが違う複数のタムを使い、音程を使い分ける。小さいほど音程が高く、大きいほど低い。 小さい順に「ハイタム」「ミドルタム」「ロータム」等と呼ばれることもある。 |
| フロアタム |  |
用途的にはタムと同じような扱いだがバスドラムに設置はしない。専用の足をもっており、地面において使う。 タムより、ふたまわり以上大きく太くて低い音がする。 |
■シンバル類
| 名称 | イメージ | 解説 |
| ハイハット |  |
ハットとも略される。リズムを刻むときに主に使うシンバル。ハットは二枚構成で上下をあわせて使う。 ハイハットのスタンドにはペダルがついており、ペダルを踏むことでハイハットが閉じ、ペダルを放すことでハイハットが開く。 閉じた状態で叩く(クローズ)と「チッ」と音がする。開いた状態で叩く(オープン)と「シャン」と音がする。 クローズ、オープンの音を使い分けることでリズムの表情を変えたりする。 あえて踏んで鳴らす場合もあるが、決して踏んで鳴らす楽器ではない。 |
| ライド |  |
役割的にはハイハットと同じ。リズムを刻むときに使う。ハイハットの「シャン」「チ」という音に対し、ライドは「ティーン」という透明感がある音が特徴。 シンバルも大きくて厚みもある。 |
| クラッシュ |  |
ビートのアクセントに使われるシンバル。柔かめで良く響く。 1枚だとリズムに表情がつきにくいため、厚みや大きさの違った複数のクラッシュを使い分ける事が多い。 |
| スプラッシュ |  |
使う人、使わない人がいる。小さなシンバルであまり響かない。「パシャン」という音がする。 使用頻度は少ない。エフェクト的に雰囲気を変えたいときに使われるケースが多い。 |
| チャイナ |  |
使う人、使わない人がいる。スプラッシュと同じ扱い。様々な種類のチャイナがある。音はでかい。使いすぎは禁物。 「ガシャーーン」という音。独特な響きが特徴。 |
■ハードウェア類
| 名称 | イメージ | 解説 |
| ペダル |  |
バスドラを鳴らすために踏む機材。バスドラに直接当たる棒の部分はビーターといい、いろいろな種類がある。 ワンバスでもツーバスの演奏ができるツインペダルもある。 |
| スネア用 スタンド |
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スネア用スタンド。 |
| ハイハット用 スタンド |
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スタンドにペダルが付いていてハイハットのOPEN、CLOSEを制御する。 |
| シンバル用 スタンド |
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シンバル用のスタンド。頭の部分だけが角度がつけれるストレートタイプと、細かな調整が可能なムーブタイプとある。 |
| 椅子 |  |
その名のとおり椅子。 |
ドラムはこれらのパーツを叩きやすいようにセッティングをして演奏します。。
ドラマーによって使う太鼓の数、シンバルの枚数、材質も違いますし、ドラムのセッティングも、叩きやすい角度や位置、高さ等すべてユニークです。
次はオーソドックスなドラムの配置について紹介してみます。
 ドラム入門：ドラムってどんな楽器？ |
 ドラム入門 |
 ドラム入門：ドラムのセッティング例 |
